「失敗が怖くてなかなか踏み出せません」というご相談に対する回答

こんにちは、ハルカです。

さて。今日はコンサル生から頂くご相談の中で多い

「失敗が怖くて一歩を踏み出せない」

というお悩みに対して、私なりの見解をお伝えしたいなあと思います。

なので、失敗することが怖かったり、、、

今のままでは変わらないと分かってはいるけど挑戦するのを億劫に感じてる、、、

そういった悩みは、多くの方が抱えている悩みの一つだと思うので、

コンサル生にもお伝えしている事をここでも共有したいと思います。

まず、失敗を恐れている人っていうのは、

“失敗したら損をするかもしれない…”

という損得で物事を捉えているんじゃないかなと思うので、

そういった方の背中を押す為には、損得でお答えした方がいいと考えます。

なので、損得で考えた時に

“失敗した方が得をする”

っていう事を説明できればこの問題はクリアしますよね。

なので、その説明をしていこうと思います。

私的には、山口周さんのニュータイプという本がめちゃくちゃお勧めです。

この本にも書いてありますが、

「役に立つもの」「意味があるもの」について言及されていて、

結論からいうと、「役に立つのは一つでいい」という事です。

どういう事かというと、、、

例えば、コンビニってあるじゃないですか。

コンビニで考えると分かりやすいと思うのですが、

コンビニの店舗面積って狭いじゃないですか。

だけど、その中で売上も出していかないとやっていけない。

となると、めちゃくちゃ厳選しまくった商品しか取り扱わないので、

結構世の中の流行りだったり、これから注目されるような商品やサービスなど

限定品を取り扱う傾向も強いスポットだと思います。

そんなコンビニの特徴を踏まえて説明しますが、

コンビニに売っているハサミがありますよね?

ハサミって先ほどお伝えした「役に立つもの」と「意味があるもの」で考えると、役に立つものですよね。

一方、タバコって「意味があるもの」ですよね。

「このキツめのタバコが吸いたいんだよね」

とか

「これじゃないとスッキリしないんだよね」

とか。

タバコを吸う人にとっては、意味があるものだと思います。

そして今度は、商品の陳列具合を見てほしいです。

コンビニに置いてあるハサミって1つしか置いてないと思うんです。

一方タバコってレジ裏にギッシリ陳列されてますよね。

ハサミは紙が切るという役割があるけど、

2番目に切れ味の良いハサミとか要らないじゃないですか。笑

情報量でいくとGoogleに敵うものなんてなくて、

役に立つものでいくと1番しか要らないってことなんです。

2番目のGoogle使いたい人います?

居ないですよね。笑

タバコみたいに意味のあるものになった瞬間、1番じゃなくて良くなるんですよ。

だけど、1番になるっていうのは現実的に難しいと思うんです。

人もこの感じが凄く似ていて、

計算が速いのを売りにしてた人は、

電卓が生まれた瞬間に一気に必要とされなくなったり、、、

知識の量を売りにしてた人は、

Googleが出来た瞬間に一気に必要とされなくなったり、、、

パターン認識や分析力を売りにしていた人は、

今後AIがどんどん増えてくる事で一気に必要とされなくなると思います。

事実、、、

パターン認識でいってもプロ棋士の人ですら、

AIに勝てないといった事も起こっていますし、

データ量でいっても、AIと人間で比較したらどう考えても太刀打ちできない。

こういった事を踏まえていくと、

役に立つ人が必要とされなくなるという時代の流れになってしまっています。

もちろん、役に立つ人が要らないと言っている訳ではないですし、

1番になれたら良いかもしれないですが、

現実的にも、物理的にいっても可能性は低いと思うんです。

つまり、、、

成功を出し続ける役に立つ人というのは、

今後どんどん価値が薄れていってしまうという事です。

少し怖い言い方をしてごめんなさい。

もちろん、そういった人自体に価値がなくなると言ってる訳ではありません。

なかなか受け入れがたい現実ですし、

日本の教育が正解を出していくような指導がされていて、

役に立つ訓練を義務教育だけでも9年間し続けるわけなので、

ここから抜け出すというのは難しいですよね。

受け入れがたい現実ですが、情報化社会の中では今後

役に立つ人は肩身が狭くなるのはご理解頂けたんじゃないかなと思います。

先ほどご紹介した本の表紙にも、

「正解を出す力」に、もはや価値はない!

と言い切っています。

となるとです。

これからAIやロボットが活躍する時代にどんどん突入していきますが、

こういった時代で希少になってくる人材というのは、

【意味がある人】を目指す必要があるわけですよ。

例えば、

「あの子、いつもバカばっかやってるけど、なんか憎めないんだよね」

とか、、

「失敗も多いけど、なんかあの子の未来が楽しみで仕方ないんだよね」

とか、、、

そういった人ですよね。

「何が起こるか分からないような、不確実なんだけど応援したくなるような人」

とか、、、

「なんか見ていて危なっかしいし落ち着かないけど、この人なら何か面白い事やってくれそうだな」

とか、、、

こういった“常に成功を確実に出してくる人”ではなく、

“ストーリーが生まれる人”ですよね。

この【ストーリーに価値が生まれる】という事が超絶大事になってきます。

一度、あなたが今応援している人を頭の中でイメージして頂きたいのですが、、、

たぶん、今イメージしている人のストーリーに惹かれてる部分はあると思うんです。

私でいうなら宇多田ヒカルさんですね。

常に大ヒット曲をポンポン出してる印象があるかもしれませんが、

彼女が作詞作曲を手掛けるまでには凄く長い時間をかけて制作にあたっています。

ある番組の収録で、

時には、ある一つの曲のイメージを膨らませる為に、

イメージの元になってる小説を読んでは泣き、

また読んでは泣き、感情移入を繰り返す。

そして、少しでも小説を読んで感じた思いとか、

自分の中にある幾つもの感情の中で、

どの感情がバチっと合う感情なのかを手探りで見つけに行く…

という作業があり、曲作りの中でご本人も

「 これが一番辛く、大変な作業なんです」

とも語っています。

こういった辛く、大変な思いを乗り越えて

やっと一つの曲が生まれているんですよね。

日本を代表するシンガーソングライターである事には間違いないですが、

成功だけではなく、裏では苦しい場面を沢山乗り越えてきているんです。

ですが、“世界一の音楽家”というのはもしかしたら

宇多田ヒカルさんじゃないかもしれません。

それでも私が宇多田さんを応援しているのは世界一の音楽家ではなく、

宇多田さんの今まで失敗や挫折、母親の突然の死など、、、

強烈な苦しみの中でも食いしばって乗り越えてきたというストーリーがあるから応援し続けているんですよね。

あなたが応援している人もそうだと思うんです。

その人が苦しい場面を歯を食いしばって、踏ん張って、

乗り越えてきているのを見てきたからというのがあると思います。

つまり、、、

あなたが選んだその人の理由の一つに、

『その人のストーリー』というものが含まれているという事です。

音楽でいくと、AIやロボットの技術で、確かに作曲する技術も生まれています。

ですが、こういった人間の苦労やその人から生まれるストーリーというのは

AIやロボットには作り上げる事は不可能です。

何故なら、その場で瞬時に答えを出す能力しかないからです。

もし、あなたが応援している人が順風満帆で

何の苦労もせずに、何の悩みも挫折もなく過ごしていたら

たぶん、もしかしたらあなたは応戦してないはずですし、

その人を選ぶことはないと思います。

そしてストーリーというのは、必ず“浮き沈みが生じるんですよね。

名探偵コナンでも、全くトラブルもなく浮き沈みの起きないような内容の映画だったら

たぶん、誰も見に行かないですよね。

コナンが事件に遭遇して、周りの建物が崩れたり、

大好きな蘭が命の危険に巻き込まれたりして、

そういった難題に直面して、乗り越えていくストーリーがあるから応援したりすると思うんです。

この浮き沈みが非常に大事で、

成功したり、、、失敗したり、、、

これが物凄く重要になってきます。

結論ですが、、、

失敗があるからストーリーが生まれて、

意味のある人になれる

というお話です。

挑戦すればストーリーは生まれますが、

挑戦しなければストーリーは生まれない…

ストーリーが生まれない限り、

現代では役に立つ人になり続けるという環境下で

戦い続けなければいけなくなるという事です。

これ、めちゃくちゃハードですよ。

私の失敗例を話すと、ソフトボールで県代表、日本代表候補にもなった経験がありますが、

12年必死でやっても世界一にはなれなかった。

オリンピックにも出られませんでした。

残念ですが当然なんです。私は役に立つ事が出来なかった選手です。

戦力外通告の選手です。

どんなに辛い思いを沢山しても、その分野で役に立つ人間になるというのは

物凄くハードですし、役に立ち続ける人間になれる可能性は非常に低い。

ですが、、、

人生の選択を迫られた時に、

成功するか失敗するかで判断するのではなくて、

【ストーリーが生まれるか、ストーリーが生まれないかで判断する】

というのが良いと思います。

何かに挑戦しようと一歩踏み出すのが億劫になっていたり、、、

失敗が怖くて挑戦できずにいたり、、、

もし、あなたがそういった局面にいるのであれば、

その挑戦をすることでストーリーが生まれるのかどうかで判断していくことをお勧めします。

理由は、そのストーリーであなたという人間に価値が生まれ

“あなただけのブランド(パーソナルブランド)を手にすることが出来るから”です。

ストーリーが生まれるか生まれないかで考える。

そう考えると挑戦しない手はないと思います。

頑張ってください!応援しています。

今日は『「失敗が怖くてなかなか踏み出せません」というご相談に対する回答』

というテーマでお話しました。

それでは素敵な一日をお過ごしください。

ハルカでした!