こんにちは、ハルカです。
完璧主義という人間ではないですが、
それでも、可能な限り納得のいく状態には持っていきたいという思考は強いほうです。
しかし、 【完璧な状態】というのは、仕事でもプライベートでも人間関係でも、どんな場面でもあり得ないんですよね。
それでも人間は、向上心を持っていたりするので厄介なんです。
そして“欲”というモノを持ち合わせているから、それはもう厄介の塊です。
しかし、私はたまたまある記事を見たとき、
可能な限り納得のいく状態には持っていきたい
という今までの小さなプライドみたいなのを捨てる事にしたんです。
もし、あなたも完璧主義の傾向があったり、可能な限り納得のいく形を目指す癖があるのであれば、
気持ち的にも凄く救われるのではないかなと思います。
どんな記事を読んだかというと…
こういった内容から始まるんですが、
「お前の“100点”なんて、たかが知れてんだぜ」
ご存じの方もいるかと思いますが、こちらは女優の広瀬アリスさんですね。
とある取材を受けていた中で、彼女か話している内容に私はハッと気づかされたんです。
内容を簡単にまとめると、
・完璧主義者は「減点方式」。
・仕事のデキの判断基準は、時に自分の可能性を潰す。
・ゴールは失敗しないことではない。
こんな感じです。
どういうことか説明していきますね。
完璧主義者には、致命的な弱点があると話されていました。
仕事をしていると、ついつい「100点」を目指してしまいませんか?
そのせいで仕事が遅くなってしまったり、疲れてしまったり。
もう少し力を抜いて、仕事に向き合うことは出来ないものかと頭を抱えていたそうなんです。
私も完璧主義とまでは言わないですが、ムダに丁寧に作業してしまうような癖があったので、凄く彼女の気持ちに共感しました。
アリスさんが、「本番は、100点でなく80点を狙え」という持論をもっている情報を発見し、
直接この真意を聞くことができれば、真面目過ぎる筆者でも力を抜くヒントが得られるのでは…!?
そんな期待を胸に膨らませつつ取材をお願いしたそうです。
アリスさんは、女優で舞台公演などもされている方ですが、
朝起きてから舞台本番開始までのすべての行動が、完璧に決まっているそうなんです。
朝起きて、朝ごはん食べて、ワンちゃんと遊んで、支度をして、家を出て、劇場に着いて、筋トレやって、ストレッチして、本番。
本番までに、何を、いつ、どの順番でやるか、全部キレイに決めて45公演全部同じルーティーンで過ごしてるとのこと。
ガッチガチの100点狙い勢だったそうです。
完璧主義者って「原点方式」なので、「ノーミスでできたかどうか」だけで仕事のデキを判断していて。
仕事をしていても、悪かったところだけ数えちゃっていたと。
そんなネガティブな視点で毎日を繰り返していたら、
どんどん「失敗しないこと」がゴールになっていっちゃったと。
それがある日。
三谷幸喜さんが作・演出だった舞台で、
お芝居も、全セリフも徹底的に暗記して、本番は1か所も噛んだり間違えたりもせず、
自分なりに「100点だ!!」って思ったときほど、
三谷さんの反応は、
「今日、どうしちゃったの?」って感じだったそうなんです。
反対に自分的にダメだなあと思ったときに限って、
「今日すごく良かったです!!」って言われる事も結構あって…。
アリスさんは、何度もそういう経験をするうちに、
「これは、私の設定した“100点”を疑えってことなんじゃないか?」と思うようになったそうなんです。
あなたにも同じように感じたことや
自分では達成できた!と思ったけど、周りとの感覚は少し違うような…
あなたにもそんな経験ってないですか?
このアリスさんとの対談を読んで思うのですが、
「 失敗するかしないか」にこだわってる時点で、たかが知れている。という捉え方もできるんじゃないかと思います。
結局、
≪ 自分が設定した100点なんて、まわりが求めているものとはどっかズレてる≫
と思ったほうが良いんです。
「失敗するかしないか」という枠のなかで満点をとろうとしても、
冷静に考えてみれば、何が100点なんて誰にも分からないはずなんですよね。
算数みたいに答えがあるような問題であれば別ですが、
仕事にしろ、プライベートにしろ、家族関係にしろ、子育てにしろ、
答えがないことに関して、100点というのはないですよね。
完璧主義でも、もちろん良い部分もあると思います。
こだわりが強いとか、徹底的に取り組むとか…。
でも、でもですよ?
《自分が設定した狭い世界の中で100点を目指していたら、自分の外の世界では弱点になってしまう》と思います。
可能性が狭まってしまうんですよね。
私は、個人でビジネスをしているので、そりゃもうクライアント様に最高のモノを届けたい!という気持ちで取り組んでいますが、
アリスさんの「完璧主義を卒業する方法」を学んで、
かなり、その後の仕事が捗り、気持ちも楽になりました。
もし、あなたも日頃頑張っているお仕事や目の前の課題に取り組むとき、
完璧や納得がいくまでやっちゃう傾向があるなら、
100点じゃなくて80点を目指して、自分に余白を作ることで、自分自身の可能性を広げていけるような、
100点という天井を自分で決めつけずに、挑んでいくという思考を参考にしていただきたいと思います。
自分の可能性も、自分では気づけないような秘めた才能も、自らそぎ落とさないように
していきたいですね。
“ 失敗は成功のもと”という、ことわざがあるように、
失敗は何も悪いことじゃない。
失敗したら、失敗を経験できたことに感謝したいですし、
失敗して学んだら、次は違う方法で取り組むといった改善もさせてもらえる。
そうやって、どんどん自身の可能性を広げていくことで、人生は好転していきます。
自分で天井決めちゃダメですね!
今日は、完璧なんてないというお話をさせて頂きました。
少しでも、あなたの人生のお役に立つと嬉しく思います。
最後まで読んで頂きありがとうございました。
素敵な一日をお過ごしください。
ハルカでした。