こんにちは、ハルカです。
さて。
今日は、売れる商品を追い続けると、
「忙しい、でも儲からない」
という状況が待ち受けています。
この状況にしない為にも早い段階で
マーケティング思考を活用頂ければと思います。
「売れる商品ってどれなんだろう?」
何かしらのサービスを提供している方であれば、
一度は考えた事があるのではないでしょうか。
しかし、
この “売れる商品を探す行為” は
マーケティングの観点から考えると
高確率で非常に危険な状況に陥ります。
この危険な状況になるのは今すぐではなくとも、
ジリジリ、、、
ジリジリと、、、
経営悪化に繋がっていきます。
どういう事か深掘りしていこうと思います。
例えば、
毎年12月はお客様のボーナス月で、
1年間を通しても、特にお客様の財布の紐が緩くなってくる月となります。
1年の終わりに自分のご褒美だったり、
最後の締めくくりとして、
大きなお買い物をして優越感にひたったり、
このような消費行動が起きやすくなる時期です。
この傾向を踏まえて、
12月に合わせて
どの商品が売れるのかリサーチしたりします。
商品制作にかかる期間を逆算して、
売上を上げる為の仕込み期間が必ず、
どんな業界でも関係なく存在すると思います。
そしてこの仕込み期間で商品制作に没頭するんですよね。
「どんな商品が売れるのかな?」
「今のトレンドは何かな?」
「よそは何で儲けてるのかな?」
このように、売れる確率の高い商材を求めて日々分析します。
しかし、一度考えてみて下さい。
「あなたの商品を買うのは誰ですか?」
「設定しているターゲットさんは?」
「ペルソナは?」
そのお客様が欲しがる商品を販売する必要がありますよね。
ただですね、、、
そのお客様は『その商品が欲しい!』
とは思ってはいません。
むしろ、
極端ですが商品は要らないんです。
何が欲しいかというと、、、
望んでる未来が欲しいんです。
「くびれたウエストが欲しい!」
とか
「美味しいご飯を食べて幸せになりたい!」
とか
「周りからオシャレな人だと思われたい!」
とか
「英語をペラペラ喋ってカッコいい自分になりたい!」
このように、
お客様が望む未来を手に入れる為に、
商品やサービスを間接的に手にする(購入する)ことで
欲しかった未来を手に入れようとするんです。
これは人間欲求にあたる部分なので、
何年、何百年たったとして、
変わることはありません。
事実、
今でも売上を上げている広告などを使ったマーケティング手法は
100年以上も前から現代に受け継がれています。
という事はです。
こういった人間欲求の部分に入り込み、
お客様の購買欲を高めるためにサービス提供者がすべき事…
それは、
【お客様が困ってる事を解決する事に注力する】
これに尽きます。
逆にこの思考がないと
いつまで経っても商品にしか目がいかない。
つまり、
お客様第一というのがスッポリ抜けているので、
お客様が全く欲しくもないような商品のリサーチや商品制作に
時間を投資しなければいけなくなります。
もちろん商品制作にお金がかかったりしていると、
売れない商品の為にお金をドブに捨てているようなもんなんです。
売れる商品を追い続けるとビジネスは長続きしません。
長続きしないどころか、
売れない商品作りに没頭し、
売れたい商品が出来上がり、
販売しても売れずに、
売れない商品が売れるまで営業し続けるという
超絶悪循環を永遠繰り返さなければいけなくなってしまいます。
私は何度もこのような経験をしたので痛いほど分かります。
この悪循環にハマってしまうと、
そこから抜け出すのは生半可ではありません。
ただですね、
ハッキリと言い切れることとして、
商品が売れないのは、あなたのせいじゃない。
ということをお伝えしておきます。
何故なら、どんなに一生懸命やっても、売れないことはあるからです。
しかし、
売れない商品にしがみついてしまうと、
いつまで経っても楽になることはありません。
「売れない理由は、商品が悪すぎるからだ!」
このように、何も品質が悪いと言っているわけではありません。
何故なら、、、
品質というのは、お客様が使ってからじゃないと分からないからです。
本質的にいうと、
商品の品質とお客様が買うかどうかは関係がないということです。
品質が良いに越したことはありませんが、
商品が売れない理由は品質が悪いからではないんです。
日頃、企業コンサルをしていると、
商品の品質を上げることばかりにコストをかけている…
このような企業様は多くいらっしゃいます。
「売れる商品を作らなければ!」
「売れる商品を仕入れないと!」
「売れるように品質を上げていこう!」
残念ですが、
雁字搦めの思考から画期的な商品やサービスが生まれることはありません。
大事なことはお客様目線であること。
つまり、
お客様に寄り添うことが非常に大切になってきます。
是非、新たな商品を制作する際は、
お客様が心の底から望んでいる未来を提供していきましょう!
今日はこの辺で
最後まで読んでいただき、ありがとうございます。
では、次回の投稿でお会いしましょう。
ハルカでした。